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2009年総括~もうひとつの「ゆでガエル」  【片山仁士】
 年末、忘年会シーズンの中、杯を交わし語らうことが多い昨今、私の人事マン時代の
 コミュニティーメンバーの一人と以下の会話になりました。

 今は昔、バブル崩壊後の危機的状況脱出のため、全社一丸となって会社のあらゆる
 制度やルールを見直し組織体質強化を図ったものの、長引く不況の中で社員が「今は
 状況が悪いから仕方ない」という危機的雰囲気に慣らされてしまった、というものです。

 いわゆる「危機感の慢性化」といわれる現象です。
 別の言い方をすれば、最初から既に熱湯ではあるものの、もうひとつの「ゆでガエル」
 現象であるとも言えます。

 組織がこういったフェーズに入ると、以下の3D言葉が職場のここかしこで耳にされる
 ようになります。

 「でも、……なんだからやっても無駄だ」
 「だって、……なんだから仕方ない」
 「どうせ、……なんだから良くなる訳がない」

 この「でも、だって、どうせ」は逆説的に捉えると便利な枕詞で、これを冒頭におく
 ことによって、「オレやワタシは悪くない、悪いのはアイツだ、会社だ、世の中だ」と
 いった風に責任を転嫁できることにあります。しかしこれではお互いに傷を舐め合って
 いるだけで、この状況を如何に打開するかの問題の解決にはならないでしょう。

 さて、この会社ではどうしたか?その人曰く、誠にシンプル、「3D言葉禁止令」
 「一人称発言令」(『私は、或いは私が○○します』という言葉で始める)方針を
 社内に浸透・徹底させたとのこと。当初は反発もあったものの、少しずつ当事者意識が
 芽生え、社員一人ひとりの意識が変わり、行動が変わり、社員のモチベーション、
 ひいては組織の活力というべきものが目に見えて変化してきた、と以前を振り返り
 懐かしげに語っておられました。

 翻って2009年を振り返り一言で言い表すならば、出口の見えないトンネルを試行錯誤
 しながら全力疾走してきた1年であったとの所感を持たれる方も多いのではないで
 しょうか。

 出口が見えない今日だからこそ、「今この場をどうするか?」のスキル向上の一方で、
 「これから何を目指し何処に向かうのか?」といった、わかりやすいメッセージで
 組織風土をデザインしそれを浸透させていくアクション、一人ひとりのマインドを
 底上げし日々の行動を変えていくためのアクションを皆様と共に講じていくことによって、
 大局観から組織の活力を最大限に高め、2010年を少しでも明るい年にしていきたいと
 考えております。
                                 
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[2009/12/25 10:35] | 組織風土 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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