スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[--/--/-- --:--] | スポンサー広告 | page top
【人事制度の活用のポイント】  鈴木泰大
 今年の5月からマングローブでは「人事制度の無料診断」サービスを行っていますが、
 診断前にお客様の中で課題をお持ちの場合が多々あります。ご依頼いただく時点で
 何かしらの問題意識や事象がある訳ですので、当たり前のことではあるのですが、
 いささか人事制度の中身だけが問題視される傾向にあると思われます。

 実際に診断させていただくと、何箇所もの改善点がみつかり、改定するべきなの
 ですが、よくよくヒアリングを進めると制度の運用面に問題があるケースも多々
 あります。

 制度が運用できていない理由をお聞きすると、「制度内容が実務に合っていない」、
 「業務が忙しくて時間がない」、「内容が理解されていない」ということが聞かれ
 ますが、制度の改定で改善されるのは一部の問題だけで、大半はどんなに素晴らしい
 制度に変えても改善しきれない問題です。

 どんなに運用性の高い人事制度を導入したとしても、それは理想と現実の間で実行
 すべきポイントを見極めているということであって、実際に運用することができな
 ければ、改定すること自体が逆効果になりかねないのです。

 もちろん適正に運用するには、かなりの労力がかかることは間違いないのですが、
 以下の4つのポイントを押さえることにより運用効果を上げていくことが可能だと
 考えます。

 1. 将来自社に必要な要素が制度の随所に盛り込まれていること
 2. 自社の組織体制や風土に合った制度であること
 3. 制度構築・改定の背景や目的が発信され、全社で共通認識が得られていること
 4. 運用責任者が明確であること

 1つ目のポイントは、あくまでも将来あるべき姿に基づく制度であるということです。
 制度改定をご依頼いただく際、現状の改善点は明確だが、今後どういう姿になって
 いくのかが不明瞭ということが多々あります。やはり将来の組織に必要な人材の要素
 が一貫して盛り込まれた制度でなければなりません。

 2つ目のポイントは、自社独自の特徴が反映された制度であるということです。
 企業毎に業務内容やそこで働く人の能力や意識・志向は異なります。新しい組織に
 変えるといっても従業員を交換することはできません。やはり従業員の特性や志向に
 あった制度が必要であるということです。

 3つ目のポイントは、全社的に制度の理解がされているということです。
 よく制度改定は経営陣あるいは人事部で行われ、その背景や目的が従業員に伝わらず、
 与えられたものをしかたなく実行するという状態になりがちです。制度改定が意義ある
 ことだとすれば、それをきちんと発信し、継続的に共有する機会を持ち、全社で納得
 した上での主体的な運用を促すべきと考えます。

 4つ目のポイントは、運用におけるそれぞれの役割を明確にし、運用責任者が継続的に
 働きかけていくことです。制度の完成は終わりではなく、始まりです。目の前の業務を
 優先しがちな従業員に対して、時には厳しく働きかけながら徹底して推進することが
 必要だということです。

 人事制度は組織の基幹システムであり、きちんと活用すれば様々な効果が得られます。
 「全社のベクトルの統一」「有機的な体制づくり」「適正な処遇の実現」「従業員の
 能力向上・意識変革・モチベーションUP」等々、組織力を強化していく上でどれも
 欠かせない要素であり、運用せずに効果を出さないのは何とももったいない話であり
 ます。

 制度改定は、経営環境や組織体制の変化に応じて行われるべきことでありますが、
 運用面においても改定と同様の配慮がなされることを切に願いつつ、今後も制度構築・
 改定および運用体制も視野に入れたサービスをご提供していきたいと思います。

スポンサーサイト
[2009/09/25 14:11] | 人事制度 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
| ホーム | 次のページ>>
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。