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【セレンディピティと人事制度】  財田卓治
最近、お客様と人事制度改革の方向性についてディスカッションをしている中で、「できるヤツは何をしても、どんな状況であってもできるんだよなぁ」という言葉をよく聞くことがあります。
企業理念を実現する、経営戦略を実行するために、自社において必要となる人材像を描いている場面で出てくる言葉です。できる社員と普通の社員は何が違うのでしょうか。

できる社員は、常にアンテナを立てていて、見聞きしたこと、知ったことを、自らがやるべきこと、目指していることにつなげることができるため、自然と業績につながっていく。
自らが期待されていること、達成したいことが明確で、四六時中そのことを頭の中に置いているため、様々な事柄を融合して成果を上げるための行動ができているのだと思います。

さて、「セレンディピティ」という言葉があります。
18世紀のスリランカの童話「セレンディップと3人の王子」に由来する言葉で、「偶然の中でチャンスを発見する能力」「偶然から幸運をつかみとっていく能力」という意味で使われています。セレンディピティによる意識のアンテナを張り、常にある事柄を探し求め続けていると、偶然出会ったものがその探し求めていたものと反応し、ヒラメキが発生すると言われたりしています。

ベストセラーになった福岡伸一氏の著書「生物と無生物のあいだ」では、「準備された心(プリペアード・マインド)」という言葉が出てきます。
DNAの二重らせん構造を解明した科学者は、別の科学者の研究に出会ったことからノーベル賞を受賞する発見をしたとのことです。この科学者はDNAの構造に関して、常に「準備された心」を持っていたため、偶然を高い業績につなげることができました。

私が新卒で入社したリクルートでは、「機会を自ら創り出し、機会によって自らを変えよ」という創業者の言葉が全社に浸透していました。この言葉も同じ意味であると思います。
自然と業績を上げることができる人だけでなくても、常に「テーマ」を持って取り組み続けることで、セレンディピティを生み出すことができる。

人事制度において設定される「目標」を、単なる数字や、常に成果を求めるプレッシャーとしてだけでなく、ひとり一人が目指す成長のための目標や「テーマ」として設定することができれば、2:6:2の法則における上位の「2」だけでなく、全体的な底上げが図れるのではないでしょうか。
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[2009/02/19 17:36] | 人事制度構築・運用 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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